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It's blog written about Trekking ,1/43 MiniCar , Plastic Model , Photo , Computing.
RSS前回図書館から借りていた本
・「日本人の宇宙観(飛鳥から現代まで)」荒川紘著
を読み終えたので感想を少々、
飛鳥時代から現代までの日本人の宇宙に対する考え方がまとめられており、
特に飛鳥時代の部分にこんな事が書かれていた。
「日本人は自然を論議の対象とするのではなく、詩(うた)に詠むことを好んだ…」
とっても日本人らしいと思いますね。
それにしても、天皇が仏教を使って国家を治めようとする考えは、
西洋人には考えられない事だと思う。
その当時、天皇は神の直系であるのに、他宗教の神様のお釈迦様を信仰する。
神が仏を敬う事に抵抗は無かったのだろうか?
異文化を受け入れて独自の文化に発展させていく気質は
既に、この頃から始まっていた様だ。
自然の有様を素直に受け入れ、自然とは「対立」せず「融和」する事を好み、
自然を論議の対象ではなく、愛でる(めでる)対象にする心は何処から生まれたのか?
が気になり、飛鳥時代以前の事を知ろうと言うことで
次の2冊を借りてきました。
・「神話物語 神々の壮麗なるドラマ」戸部民夫著
既に読み終えたので感想を少々、
イザナギ・イザナミ・アマテラス・アメノウズメ・スサノオ・オオクニヌシ
サルタヒコ・ニニギ・海幸彦・山幸彦・ヤマトタケル
等聞いた事は有るけど、何の神様なの?
天の岩戸・因幡の白兎・ヤマタノオロチ・草薙の剣・三種の神器・天孫降臨
等聞いた事は有るけど、詳しい内容はどうだったっけ?
古事記・日本書紀(併せて「記紀」という)の代表的な話を現代風に
読み易くユニークに解りやすく書かれていた。
「八百万の神」と言われる様に、日本には、そこら中に神様が溢れていて、
西洋的な唯一絶対神ではなく、喜怒哀楽に富み、時には裏切り、
時には助けあい、時には逃げ出したり、とても人間臭い。
神様なのに、あっさり死んだり、と思ったら、すぐ生き返ったりもするし、
上位の神様から命令されても、命令を放棄して寝返ったりする。
また、「浦島太郎」は山幸彦の話が元になった様であり、
童話が神話を元にしている事が見えてくる。
「天皇が天の神の直系」で有る事を正当化する為に
都合良く編纂された神話で、各地の土着神を制圧してしまう辺りは
大和朝廷による国家形成を物語っている。
「名は体を表わす」の言葉通り、読み辛い呼び名は、
その神様の生まれや役割を表わしている。
天孫降臨したニニギの正式な呼び名は
天邇岐志国邇岐志天津日高日子番能邇邇芸命
(あめにぎしくににぎしあまつひこひこほのににぎ)
読めますか?
マメノウズメは天の岩戸でストリップを踊った事から芸能の神様とされるが、
サルタヒコと共に道祖神だったりもする。
地元、宗像大社の神様がスサノオの子で女神である事も初めて知った。
まぁ、読み物としては面白かったと思うが、
自然の有様を素直に受け入れ、自然とは「対立」せず「融和」する事を好み、
自然を論議の対象ではなく、愛でる(めでる)対象にする心は何処から生まれたのか?
の答えには辿り着けなかった。
では、天皇家に都合の良い神話ではなくて、
もっと古い時代(縄文・弥生)の社会を知れば答えが見つかるのでは?
と言う興味が湧いてきたので
・「縄文人と「弥生人」 古人骨の事件簿」片山一道著
を借りてきました。
これから読みます。