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It's blog written about Trekking ,1/43 MiniCar , Plastic Model , Photo , Computing.
RSS最近、オールドレンズのアナログな写りにハマってますが、ボディはデジタルです。
ふと思いました…..
「本当のフィルムの写りってどんなんだろう?」
「そう言えば、写真を初歩から勉強してないなぁ」
「よし!写真をきちんと勉強してみよう」
と思い、フィルムカメラを買う事にしました。
・大金を掛ける事は出来ない
・基本が学べるカメラ
・オールドレンズM42マウントが使えるカメラ
と言う点を考えて、PENTAX SPをヤフオクで購入しました。
PENTAX SPは1964年に発売され、世界初で初めてTTL測光を採用した35ミリ一眼レフカメラです。
私が小学生の頃に発売されていて、国民機として爆発的に売れたカメラです。
当時、テレビで「ボーエンだよ、ボーエンだよ、ワイドだよ、ペンタックス、ペンタックス」
と漫画のオジサンが出てたCMが流れていたのを覚えています。
懐かしのCM – ペンタックス(HOYA)- 黒い男のブルース – 1964
昭和39年のCM
発売価格は50mm F1.4のレンズが付いて51,000円、当時の大卒初任給が2万円切るくらいだったらしく
現代の値段に換算して40〜50万とかになるらしい。
いくら国民機とは言え給料3ヶ月分はとても思い切った買い物だったはず。
家電ならいざしらず、趣味のカメラです、お父さんの提案に家族会議が紛糾したと思います。
当時のお父さん達はこのカメラにロマンを懐き働いていたのでしょう。
詳しくは「The Classic Camera Pentax SP」をご参照ください。
さて、私が手に入れた機体は、ヤフオクで1100円でした、実写未確認との事でしたが
シャッターも速度別に切れて、ファインダー内も綺麗でした。
シリアル番号・ロゴ書体・裏目右下の「23102」の刻印等から中期版ではないかと推測します。
PENTAX SPは市場に大量に出回ってるので、当たり外れが多いそうですが、今回は当たりでした。
このカメラはシャッターは機械式ですが、露出計が内蔵されており、この為に電池を使っています。
この電池が腐食して電池蓋が空かない物が多いそうで、購入時に注意すべき点です。
また、電池が入っても露出計が死んでる事も有るそうです。
私が購入した機体は電池室も綺麗で、外観もフィルム室内も綺麗です、
さぞかし大切に扱われたか?使って無かった?のでしょう。
それでも少しメンテする必要が有るようです、それはまた次回紹介します。
ISO・シャッタースピード・絞り・ピントしかなく、
それを全てマニュアルで行い、しかも一発撮りする。
とても勉強になりそうな気がします。
天気は優れませんでいたが、桜を撮りに行ってみました。
ふんわり感を出す為に、あえてオールドレンズを開放で撮ってみました。
この季節に椿が咲いてましたが、椿の季節って何時なの?
近所の骨董屋さんにも立寄ってみました。
Aポジションが無いKマウントのオールドレンズは、K−3等の現用のデジタル一眼では
Mモード以外は絞りリングの位置に関係なく絞り開放で撮影されてしまいます。
Mモードでピント・絞り・シャッタースピードを操作するのが本道なんでしょうが、
気軽に撮りたい場合は、とても不便でシャッターチャンスを逃してしまいます。
SMC Takumarには切り替えスイッチが有り、Manualにスイッチすれば絞りリングが効きます。
カメラ側のAVモードで撮れる用に出来ないか?調べてみました。
レンズの後ろを見るとレバーが立ってますが、コレを動かすと絞りが連動しています。
このレバーはカメラにマウントする時に回転と共に開放方向にロックされます。
と言う事はこのレバーがロックされなければ良いのです。
マニアの方々には怒られそうですが……..
このレバーを切り飛ばせば良いのです
このレバーを切り飛ばすにはニッパーじゃ歯が立ちません。
私は模型の趣味も有りますので、リューター&切断砥石で切りました。
これで、SMC Takumarと同様にAVモードで撮れる様になりました。
旧東ドイツ製のオールドレンズ、PENTACON auto 2.8/29を買いました。
M42マウントで29mmと半端な焦点距離と最短撮影距離は0.25m。
ペンタコンについては様々な方が詳しく解説されてますので、そちらをご参照ください。
私の中途半端な知識より、とってもお勉強になると思います。
ヤフオクで8,470円とちょっとお高めでしたが、程度は良く、カビや汚れは有りませんでした。
筐体の全面に傷が有るのと、内部に小さなゴミが有りますが、撮影に影響する程では有りません。
さっそく試し撮りをしたのですが、絞りリングを回しても絞りが効きません!
あれ?っと思ってると、レンズの筐体に押ボタンがあり、それを押すと絞れました!?
ただでさえマニュアルフォーカスでのピント合わせで苦労してるのに
その状態で絞りボタンを押すとか….集中出来んがな!!
FLECTGONにはauto・manualのスイッチが有り、manualにすると
ピントリングが効いたのですが、コイツには有りません。
FLECTGONと同じですがレンズ後部にピンが出ていて、
これを押し込むと、ボタンを押さずに絞りが効きます。
PENTAXのKマウント→M42レンズマウントアダプタではこのピンを押し込む事が出来ません。
と言う事で……瞬間接着剤で固定化してしまいました。
いいのです、私にはコレでいいのです。
さて、肝心の描写ですが……
なかなか面白い描写をしてくれます、色々楽しめそうなレンズですね。
ボディ周りの修正もだいぶ進みましたが、一箇所難題が待っていました。
フロントタイヤハウス上部のルーバーです。
エッチングパーツを嵌めこむのですが、ボディ側の彫りが浅いので
そのまま被せると浮き上がってしまいます。
ボディ側の彫りを深くするのですが、PROXXONのリューターではパワーがあり過ぎて
崩してしまいそうなので、低回転低トルクの100均の乾電池式リューター(600円)を使います。
パワーが無い代わりに少しずつ慎重に削る事が出来ます。
このエッチングパーツですが、平面ではボディラインに馴染まないので
縦横と微妙なカーブを付けないと入りませんが、
型や定規等は無いので、勘で指で曲げていきます。
彫り込んではパーツを曲げて、また彫り込んでパーツを曲げてを繰り返し
格闘する事1時間でボディに埋め込む事が出来ました。
次はリヤのギヤボックス&ウィングステー周りを調整します。