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01
2月

Step 9. トップコート

Written by チキチキ. No comments Posted in:
Posted Date : 2011-02-01

仕上げ塗装も基本である
薄く数回に分けて吹くです。
特にデカールの上にクリアを吹きますので、いきなり大量に吹くとデカールを痛めます。
(シンナーに侵されてシワシワになったり熔けたりします)
2液を混合するウレタンクリアなら結構ラフに吹いてもデカールを痛めません。
今回は、塗装時と同じアクリル系クリアを使います。

◯塗料の調合
今回使用したのは、フィニッシャーズのオートクリアです。
説明書通りに調合は1:3で希釈します。
Mrカラーのクリアであれば、塗装と同じ1:1で希釈すれば良いと思います。

◯クリア塗装(1・2回目)
とにかく1回目は薄く吹きます。
デカールを痛めない様に、サッと吹く程度でざらつきが残るくらいで十分です。
ブラシを20cm位離して、ブラシを止めずサッサッと払う感じで吹きます。
2回目も薄く吹いて、クリアの薄い膜が出来る程度止めましょう。
出来れば1回目と2回目は半日以上空けましょう。
2回目が終わったら1日以上は乾燥させた方が良いでしょう。

◯クリア塗装(3・4回目)
クリアの薄い膜が充分乾燥している状態にブラシを10cm位離して
やはりブラシを止めずに1・2回目より若干ゆっくり目で吹きます。
4回目には艶が出て来ると思いますが、まだデカールの段差が残っていると思います。

4回目のクリアで艶が出ました

艶は出ましたがデカールの段差が残りました

◯クリア塗装(5回目)
デカールの段差を失くす為に厚めに吹きます。
オートクリアを原液で吹くとデカールの段差は消えますが、
クリアが厚くなるので少々「ポテッ」とした感じに仕上がります。
好みの問題ですが「シャープに仕上げる」「濡れた様にポテッと仕上げるか」によって
濃い原液を吹くかを選択します。
原液を吹く場合は、口径の細いブラシでは詰ったり、ダマを吐いたりしますので
0.5mmで吹いて下さい。
当然0.5mmですから大量に吹き出しますので、ブラシの距離に注意が必要です。
やって見ると解りますが、
離すとザラつきますし、近すぎると垂れます。
いきなり本体に吹かずに他の物に試し吹きして、流量と距離を見極めて下さい。
私は、0.5mmブラシで1/3開度で7cm位で吹きました。
ブラシを止めず、サッサッと払う感じで吹きましょう。

ギラついた艶が出ました

デカールの段差は消えましたね

◯水研ぎ
クリアを吹きっぱなしで綺麗な表面が出来上がれば良いのですが、
どうしてもギラついて滑らかな表面にはなっていません。
水研ぎは絶対に必要な作業ではないのですが
表面を平らにする事で、より良い表面を得る為に水研ぎをします。
リスクがとても大きい作業で、失敗すると下地が出て
ここまでの苦労が全てパァになります。

当然、完全に乾燥した状態で行って下さい。
最後のクリア吹きから2周間以上は空けて完全に硬化させて下さい。
(4週間空ければベストかも知れません)

クリアを厚く吹いた状態に#1500→#2000の順に耐水ペーパーを掛けます。
ボディの角等はペーパーが当たらない様に注意して均等な力でペーパーを掛けます。
せっかく綺麗に吹いたクリアが失われ、白くザラついた表面になります。
この状態からコンパウンドで黙々と根気強く磨きますが、
特にボディの角等は研き過ぎない様に慎重に作業します。
コンパウンドは「細目」「仕上げ目」の順使って下さい。
綿棒で塗って円を描く様に磨きます。
ザラついた表面が次第に輝きを出し始めるはずです。
角等は綿棒ではなく指で研くといいです。

落ち着いた輝きになりました

ノーズも丁寧に研きました

インダクションポッドのラインも輝いてます

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