Category
- 1/43 Car's (246)
- Bouldering (14)
- Camera (32)
- Computer (41)
- Everyday (134)
- Goods (12)
- Linux (49)
- Music (32)
- Photo (65)
- Plant (33)
- Plastic Model (58)
- Trekking (43)
- WordPress (35)
It's blog written about Trekking ,1/43 MiniCar , Plastic Model , Photo , Computing.
RSSボディ整形と同時進行の作業になる仮組みです。
仮組みでのポイントとしては、
・ボディとパーツが合うか?
・車高が取れているか?
・前後左右上下のズレは無いか?
・全体のバランスは取れているか?
です。
F1の場合だと、
タイヤ・サスペンションアーム・ウィングステー・ウイング本体
ウィング翼端板・アンダーパネル(年代により異なります)
箱車でも、
タイヤ・ドライブシャフト・フェンダー・スポイラー・ウィング
の配置や角度で全体のプロポーションが決まると思います。
必要な部品を組み合わせて、必要最小限の接着で組み合わせます。
テープを使って仮止めにする場合は、粘着力の低いマスキングテープ等を使います。
では、実際に作業をしてみましょう。
車体の地上高・水平・垂直基準をきちんと決めて、
それに合わせて各パーツを組み合わせてバランスを取る様に
パーツおよびボディを削ったり・長さや角度を調整したり・穴を開けたりします。
私は、DVDーRやCDーRのスピンドルケースを作業台として再利用します。
真ん中の棒を1.0mmを残して切り取り、
保護用の透明円盤に1.0mmワッシャーを貼り付けると、
ロクロみたいに回転する作業台が出来ます。
中心の厚さ1mmのワッシャーを地上高の基準としています。
(ラリーカー等はワッシャーの枚数を増やして地上高を上げます)
平面円盤に平面ワッシャーを付けているので水平基準は取れてます。
垂直方向は直角の金尺や分度器を使えば取れます。
この円盤にボディとアンダーパネルを組み合わせてセットして作業します。
このキットの場合、アンダーパネルが後方で跳ね上がる
ディフューザー(アップスイープ)の角度とボディの角度が
合わないと隙間が出来たり全体が傾きます。
では基準はどちらに持つべきか?ボディ側?アンダーパネル側?
正解はアンダーパネル側で角度を決めて、ボディ側を合わせます。
何故か?
地面にたいして水平基準になるのは、明らかにアンダーパネルであるからです。
(全てが必ずそうであるとは限りません)
アンダーパネルとディフューザーのフィンが直線になる角度で
アンダーパネルの後方の角度を決めます。
これでアンダーパネルが地面との相対関係で水平基準に決まりました。
作業台にアンダーパネルとボディを取り付けてみます。
注意)
ボディとアンダーパネル(車体とシャーシ)を組み合わせる
ネジとボディ側のネジ受けが合わない場合が多々あります。
そんな時はネジ止めする事を諦めて、接着剤で組みます。
その場合は、薄い両面テープで作業台に固定するしかありません。
この場合は、ボディ側のコックピット下を削ります。
上の例では、当然ウィングとステーは直角を取って仮止めしてます。
この場合は、ウィングステーが垂直にボディに納まらないので
ボディ側のギヤボックス周りを削りました。
どう見ても、フロントウィングの位置が高すぎるので、
ステーの取付位置を1mm弱下に取り付ける事にします。
次はフォーミュラーカーで一番悩ましい、サスペンションです。
先の作業でボディ側の水平は既に取れていますので、
アッパー/ロアアーム・ロッキングアーム・ドライブシャフトの
曲げ角度とボディ側のボス穴の位置を合わせながら調整します。
ここでの注意は、
角度調整の為にエッチングパーツを曲げ伸ばして折らない事
です。
結構、繰り返し角度調整しているうちに折れたりします。
折れたら接着剤で補修するか、半田でくっつけます。
(半田はなかなか難しいです)
ボディ側のボス穴は予め付いてますが、あくまでも目安として
アームを調整しながら穴を開けましょう。
上の例では、ロッキングアームの位置が決まっていませんが、
ボディを支えて、タイヤ角度を決めているのは、
アッパー・ロアアーム・アップライト面であり
ロッキングアームは長さ調整してあげれば納まるので、あえて決めてません。
キットとしてのストレスメンバーは何か?何処か?を見極める事も重要で、
ストレスが掛かる箇所(車重が掛か箇所)をきちんと処理してないと
後で車体が沈んだり傾いたりします。
タイヤをあてがいながら、センターナットの位置がアップライト側のセンターが
ぴったり合うまで調整しますが、1輪だけでなく4輪全てをあてがい
アップライト面が地面に対して垂直になるように調整します。
アップライト面が垂直であればタイヤは垂直に付くはずです。
実車ではタイヤにネガティブ・キャンバー(ハの字)が付けられていますが、
1/43で再現すると「ヘタってる」様にしか見えません。
時間と神経を使いますがプロポーションを決める大事な作業です。
最後は、アップライト面とタイヤを仮に接着し、作業台から下ろして
・四輪がきちんと着地しているか?
・前や後ろが下がっていないか?
・左右に傾いていないか?
・ウィング翼端板が当たらないか?
等をチェックします。
また、仮組みのもう一つのポイントとして
も重要です。
組立図の順序通りに組み立てると、どうしても都合が悪い所が出てきます。
例えば、
・部品を塗装して接着するとボディとの一体感が出ない
・塗装がし辛い
・先に組み上げておくと塗装回数が減って、仕上がりも良い
(先のアンダーパネルのディフューザー等の例)
など、それぞれのパーツの構成を理解して、
このキットのフロントウィング周りはちょっと困り者です。
上の写真の様にステーはコの字型をしていてウイングに差し込めとなってます。
組み立て順序として
・ウィングとステーを組み付合わせて塗装し、最後にボディに着けする
問題点として
→ボディとステーの継目が目立ちカッコ悪い
では順序を変えて
・ステーをボディに先着けして塗装して、最後にウィングを着ける
問題点として
→ウィング中央後部の差し込み跡が残る
→ステーを先着けするとステー周りの塗装がやり辛くムラが出来る
では、解決策としては?
・コの字のステーを切って左右分離してボディに先着けし塗装する
・ウィングとステーの取付溝はステーの縦幅に合わせて、残りは埋める
事にすれば、解決するのでは?ないでしょうか。
この様に、
事が大事ですね。
(改造は、慣れるまで、やり過ぎない程度にしておきましょう)
<<Step 4. ボディ整形(ホワイトメタル) Step 6. 下地処理>>