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04
7月

Postfix relayhost設定

Written by チキチキ. Postfix relayhost設定 はコメントを受け付けていません Posted in: Linux
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Posted Date : 2010-07-04

自宅サーバーではSMTPサーバーにPostfixを構築していますが、
外部へメールを送信する為にはrelayhostを設定する必要が有ります。
自宅サーバーではプロバイダとしてOCNを利用していますが、
OBP25対策が取られているとの事なので、/etc/postfix/main.cf

relayhost = [smtp.vcxxx.ocn.ne.jp]:587

を設定しますが、通してくれません。
色々ググった結果、gmail.comのSMTPを設定する事にしました。

relayhost = [smtp.gmail.com]:587

よしよし、完了!
と思いきや、友人に送信したメールがgmailの方に返信されて来ました。
???
良く見ると送信メールのReturn-Path:がgmailのアドレスになっており
送信した自宅サーバーのメールアドレスでは有りません。

んんん…こりゃ困ったね。

Return-Pathはサーバーが付けるヘッダ情報なのですが、
ユーザー認証で使用したgmailユーザーのメールアドレスに書換えている様です。
他のSMTPサーバーは試していませんが、
よく考えたらユーザー認証してるのだから書換えは当然ですね。

色々ググったらこんなのが出てきました。
http://fedorasrv.com/bbshtml/webpatio/3152.shtml
本来であれば、

relayhost = [smtp.vcxxx.ocn.ne.jp]:587

とすべきでしょうが、拒否されるのなら仕方ない。

relayhost = [smtp.xxx.ocn.ne.jp]:25

としたら通してくれて、Return-Pathの書換えも無くなりました。
当然ですね、リレーするSMTPサーバーでユーザー認証してないんだから。
(あたりまえですが、OCNの25番ポートはOCNユーザーしか使えません)
OCNで指定されているSMTPサーバーの「vcxxx」のvcとは
ウィルスチェックサービスだった
のね。
と言うことで、ウィルスチェックされないメールを自宅サーバーから
リレーする訳にはいきませんので、Clam AntiVirusとSpamAssassinを使用して
メールに対するウィルスチェックとスパムチェックを行う事にしました。

ちなみに、自宅サーバーでは「ユーザー認証 SMTP over SSL」を使用していますので、
多分、踏台にされることは無いと思います。
(ID・パスワードが漏れたらダメですけどね)

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